小諸城は、武田信玄のころ山本勘助らにより現在の縄張りとし、豊臣秀吉天下統一のとき小諸城主となった仙石秀久により完成された城です。城下町より低い位置に城を築いた「穴城」は全国でも珍しい城で「日本百名城」でもあります。仙石秀久が築いた「大手門」や野面石積みの石垣は400年前のまま当時の姿で残されています。 また、明治の廃藩置県により役割を終えた小諸城は、本丸跡に「懐古神社」を祀り「懐古園」と名付けられました。現在の「三の門」に掲げられた扁額は徳川宗家16代当主・徳川家達の筆によるものです。 明治の文豪・島崎藤村をはじめ、若山牧水、高濱虚子、臼田亜浪のゆかりの地であり、多くの歌碑を見ることができます。先の大戦では小林亜星、永六輔が小諸に疎開していましたが、このご縁で「小諸 わが想い出」をお二人に作詞作曲いただきました。また「上を向いて歩こう」は永六輔氏が戦時中の小諸時代、この懐古園での悲しい思い出から作詞されたということです。
園内には、国の重要文化財「三の門」や野面石積みの石垣などの史跡に加え、島崎藤村の小諸時代を紹介する藤村記念館をはじめ小山敬三美術館、徴古館、郷土博物館、動物園、遊園地など数多くの文化施設が点在するほか、二の丸の石垣には若山牧水歌碑が、千曲川を望んでは藤村詩碑が建てられています。
※のりもの券販売は、16:30までとなります。
年末年始(12月29日〜1月3日)
遊園地休園日(12月1日〜3月中旬)
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